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性格を数値化して客観的に自分を知ろう③【交流分析講座】

今回は交流分析講座から、前回の「性格を数値化して客観的に自分を知ろう②」の続きになります。

前回は東大式エコグラム(TEG)を記入して頂き、自分の特性・性格パターンを知っていただきました。
今回は特性・性格を変化させるために、まずは意味や構造を理解するというお話になります。

前回ご説明した5つの要素 CP、NP、A、FC、AC(これらの5要素を自我状態と呼びます)をより理解するためのワークを行いました。

一つ目のワークは設問に書かれた特徴がどの自我状態を表しているのかを答えるものです。

例えば困った人には頼まれなくとも手助けする・能率よく仕事をこなす・抵抗なく奇抜なことができる・辛くても我慢する等の設問に対し、5つ自我状態のどの特徴に当てはまるかを答えていくものです。

このワークは自分がどこが理解できていないかをあぶりだすのには持って来いのワークなのです。参加者の方々も各自我状態の特徴は言えるけど、特徴から自我状態を当てはめるのは少し苦労されているようで、10問中2問は確実に意見がわれました。

そしてこれは何度か講座をやっているのですが、毎回誰もが混乱するポイントになっています。ただ、このように失敗を重ねるごとに理解が深まっていくことも確かです。一つ一つのワークが練習ということなのです。

次のワークは、シチュエーションを3パターン提示して、自分の中の各自我状態がどんな言動をとるのかを記入していただくものです。
3つのシチュエーションはこちら

  1. 待ち合わせに遅れてきた人になんて言う?
  2. レストランで料理に髪の毛が入っていたその時店員になんて言う?
  3. 恋人が自分が挙げたプレゼントをなくしたと言ってきた時なんて言う?

それぞれの問いに5つの自我状態が取った言動を記入するのですが、これが最初のワークより混乱された方が多かったようです。

皆さんには前回ご説明した5つの自我状態は性格の素であるとお伝えしましたが、それはその時々に感じる気分によっても区別できます。その結果、いま自分は〇〇の自我状態を使っているなとわかるのです。
言い換えれば、上記のシチュエーションを5つの自我状態のそれぞれの気分で言ってもらうというワークになります。コツとしては、少し俳優になって演じるようなつもりで答えていただく感覚になるでしょうか。

さて、本日のワークを通じて、5つの自我状態の違いを体感できたのではないかと思います。やりやすかったものとそうでないものがあるとわかることで自身の得意不得意の自我状態がよりはっきり自覚することもできるのです。このような練習を楽しく重ねていくことで、交流分析に対する理解と自身に対する理解と受容が進んでいきます。

今回のワークは文章ではより少し難しく感じられたのではないでしょうか。実際のワークでは一緒に進めていきますのでご安心下さい。置いていかれるということはございません。

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